あさひ養護高等部・山口さんに最高賞、税に関する作文で

 県立あさひ養護学校(中澤ひろみ校長)高等部1年の山口勇壮さん(15)=桐生市新里町鶴ケ谷=が、国税庁が募集する「税に関する高校生の作文」で最高賞の国税庁長官賞に選ばれた。「体験から感じたことを伝えたくて書いた作文。選ばれて『やったぜ』って思いました」と笑顔をみせた。

 税の啓発活動の一環である「税に関する高校生の作文」は、学習や自身の経験などを通じて深めた考えを書いた作品を毎年募集しているもの。今年度は全国1547校19万3393編の応募があり、山口さんが選ばれた国税庁長官賞は全国で12編。

 作文は「納税の恩恵」をタイトルに、自分の体験から感じた税の恩恵や納税の必要性などについて書いたもの。

 手術のために入院した際、その費用について社会保障の恩恵を受けていることに気付き、税の使い道や大切さについて改めて考えるきっかけになったことを素直な言葉でつづった。結びには、その恩恵を受けるだけではなく、自分が生活しまた社会を支えるために不可欠な納税の重要性についても触れた。

 普段から理論的に段階を踏んで物事を考えるという山口さん。社会問題に関心を持ち、新聞などで得た情報から「自分でいろいろなことを考えるのが好き」とも。税の必要性や社会保障の仕組みについて考えを深めたのも、日常生活の一環だという。手術を終え、「退院する時に自分の治療費に社会保障が充てられていることについて考えさせられた。だからすんなり書けました」と笑う。

 特に経済学に興味があるという山口さんは、本を読んだり資格取得に挑戦したりと積極的に勉強に励んでいる。「将来は学んだこと、興味のあることを生かせる仕事に就きたい」と目を輝かせた。

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