全国障害者スポーツ大会、2種目で栄冠 相生五・小林文雄さん

 桐生市相生町五丁目の小林文雄さん(56)が、長崎県で行われた第14回全国障害者スポーツ大会のフライングディスク競技2種目に出場し、両種目で金メダルの栄冠に輝いた。プラスチック製の円盤(ディスク)を投げて行うフライングディスク競技歴20年の小林さん。独自に研究を重ねたフォームに磨きをかけて「さらに自己記録を伸ばしたい」と語った。

 同大会は障害のあるスポーツ選手の社会参加の推進を図り毎年開いているもの。都道府県・政令都市の大会を勝ち抜いた3267人の選手が13競技に参加した。今年は今月初めに開催された。

 小林さんの同大会出場は6回目、計七つの金メダルを獲得したベテラン選手だ。今大会は、5㍍先の円形ゴールめがけてディスクを10投し通過数を競う「アキュラシーディスリート・ファイブ」と、ディスクの飛距離を競う「ディスタンスメンズ・スタンディング」に出場した。

 「遠くに投げる気持ちよさ」がフライングディスクの魅力という。また、ディスクは風の影響を受けやすいため、天候によって微調整が必要で、そんなときも「集中して自分のリズムをつくる」ことも面白さのひとつだ。

 現在小林さんは、障害者の就労支援を行う桐生みやま園の運営する「しごと工房みやま」で、「クリーンみやまお掃除隊」として桐生市総合福祉センターの清掃業務に就いている。支援を行う柳原秀明さんは小林さんについて、「こつこつと長く継続していくタイプ」。大会前は出勤前の朝と昼休み、終業後の夕方の1日3回、公園などで練習に励んでいたという。

 今後の目標は「ディスタンス競技で、自己新記録を出すこと」と意気込む小林さん。「野球の投手のイメージで改良した」という脚を高く上げる独特のフォームで自己ベスト更新を目指す。

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