思い込み

 とりあえず、白いごはんがあれば幸せな人間である。白まんまがあれば、「おかず」というより「あて」で軽く1膳、という感じである▼あてになるのは「のりたま」「紫」といったふりかけのたぐい、キムチや浅漬け、お茶漬け、しらすに大根おろし…。ちょっと行儀は悪いが、みそ汁をかけたり、ひとつまみの塩、ひとたらしのしょうゆでもいい▼最近のお気に入りは、いかの塩辛。ほかほかごはんにのせて食べれば、ああ幸せ。酒飲みならつまみなのだろうが、アルコールを分解できない体なので、ごはんこそがベストマッチである▼で、塩辛を食べ終わった後が問題だ。口の中が塩辛いから何か飲みたくなるのだが、ジュース類だと苦みや生臭さが広がるし、比較的こってりしているので水や茶だと量が必要になる。で、たまたまあった牛乳を試してみたのだが…びっくりした。悪くなかった▼あくまで個人的な感覚だが、「塩辛」と「牛乳」というのは、考えるまでもないミスマッチだと思っていた。日常のこんな場面にも、思い込みが潜んでいたのだなあと思う。きっと、もっとさりげない場面にも潜んでいるだろうなと思うと、まだまだ世界が広がる機会がたくさんありそうで、何だかうれしい。(篤)

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