桐生第一高校演劇部、3年ぶり俳優座の舞台へ

 桐生第一高校の演劇部が4月、東京・六本木の俳優座劇場で行われる高校演劇のイベント「第23回はいすくうるドラマすぺしゃる」(同実行委員会主催)に出演する。プロが行う劇場で、プロのスタッフの助言を受けて行われる同イベントは全国大会とはまた異なる夢の舞台。3年ぶり3回目の出場となる桐一は「1年生から3年生まで25人全員が初めての出演。楽しみで仕方ありません」と話し、力の入った稽古を行っている。

 優秀な高校演劇を広く一般に公開する機会をつくろうと、実行委員会が俳優座劇場の全面的な協力を受け、毎年開くイベント。出場校は関東地区の高校の中から実行委員会が検討を重ね、推薦。4月1日から3日まで3日間の日程で行われる今回は桐一と、東京の京華学園、日本大学第二、都立桜町、獨協、埼玉の県立浦和北の6校が選ばれた。

 桐一では7年前と3年前に出場。先輩からその夢のような体験を伝え聞いていた生徒は俳優座決定の知らせが届くと、涙を流して喜んだという。顧問の奥泉眞智子さんは「プロの裏方さんたちの技は魔法のようで、カーテンコールでは何ともいえない幸せな気持ちになった。生徒にとっても演劇部にとっても財産になる」と話す。

 演目は新聞奨学生の苦しくも楽しい日々を描いた感動作「ザ・ビッグニュース」(カラマワイオリ作)。東毛地区大会は惜しくも次点で県大会に進めなかった演目だがキャストを入れ替え、稽古を重ねて磨き上げてきた。

 特別に引退を延ばし、卒業式後も稽古に通う3年生は「最高の卒業祝いをもらいました」と笑顔。部長の大島千春さん(18)=前橋市=は「まだ信じられないくらいうれしい。大変なこともあったけれど楽しかった3年間。いい舞台で締めくくりたい」と話した。

 桐一の舞台は4月3日の午後4時開演予定。チケットについての問い合わせは桐一(電0277・22・8131)へ。

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