みどり市議会、定数削減案を否決

 みどり市議会(古田島和茂議長、定数20、欠員1)定例会は20日の本会議で、議員定数を2減して18にする条例改正案を8対10の反対多数で否決した。この結果、4月19日告示、同26日投開票の同市議選は、現行のままの定数20で改選されることが決まった。

 定数削減案は、最大会派・広和クラブ(7人)と公明クラブ(2人)の8議員が連名で議員提案したもの。

 提案者の大澤映男市議(広和ク)は、4月の市議選に向けた立候補の動きが低調な状況を受け、「4年前に続いて無投票となれば、議員定数が多いという市民の声は否定できなくなる」「連続無投票を回避する努力をするのは当然の責務」などと提案理由を説明した。

 討論では、荻野忠(市政クラブ)、伊藤正雄(みどりクラブ)、常見詔子(共産)の3人が反対。宮崎武(公明ク)、武井俊一(広和ク)、上岡克己(同)の3人が賛成討論した。

 反対討論では「削減には賛成だが、選挙直前のこの時期の提案は新人候補に圧力をかけることになり賛同できない」(荻野市議)、「(削減する場合)周知期間が短すぎる」(伊藤市議)、「駆け込みで行うのでなく、新しい体制で議会のあるべき姿を検討するべき」(常見市議)などと主張した。

 賛成討論では「議会は市民の投票による負託が大前提。投票になるための努力として削減すべき」(宮崎市議)、「4年前に無投票で初当選した4人中2人が任期をまっとうできず辞職した。市民に信頼されるべく身を切る改革が必要」(武井市議)、「多くの市民が定数は減らすのがよいと言っている」(上岡市議)といった声が上がった。

 傍聴席には約20人の市民らが詰めかけ、市議の判断を注視した。
 採決結果は次の通り。(敬称略)

 【賛成】大澤映男、藤生英喜、上岡克己、武井俊一、須藤日米代、今泉健司(以上広和ク)宮崎武、高草木良江(以上公明ク)
 【反対】田部井多市、椎名祐司、阿左美守、荻野忠、須永信雄、新井みゆき(以上市政ク)伊藤正雄(みどりク)常見詔子(共産)杉山英行(無会派)金子實(広和ク)

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