空き店舗に再生の灯、駅前に「B─フラット」開店

 職人紹介カフェ「プラット」(桐生市本町六丁目、大橋知岳代表)から、初の独立開業者が誕生した。設立当初からの構成メンバーである茂木憲さん。旧知の革工芸作家・三田智彦さん(「トモズワーカーズ」主宰)とともにこのほど、レザーワークスタジオ「B─フラット」(同市宮前町二丁目)をオープン。アトリエショップとカフェを併設し、「プラットと同様に、クラフトやものづくりの発信拠点になれば」と意気込んでいる。

「B-フラット」を開店

プラットを足がかりに「B-フラット」を開店した茂木さん(中)と三田さん(左)、プラット代表の大橋さん

 プラットは、桐生に「異業種・異業態・異人格の人たちの情報基地をつくろう」とのコンセプトで、2013年4月に大橋さんらが中心となって設立した共有アンテナショップ。消費者と職人をつなぐ場として、また出展者のまちなかへの本格出店を促す場として、「衣」「食」「住」の3カテゴリーに分かれて活動。現在は20人が所属している。

 茂木さんは「衣」分野における設立時からのメンバー。革小物やバッグ類などの製作やプロデュース品の展示販売、本六フリマで製作ワークショップを行うなど積極的に参画してきた。

 「B─フラット」は、茂木さんプロデュースの革製品、三田さんのハンドメード品、輸入雑貨などを展示販売しているほか、三田さんのアトリエ、カフェも併設した。店舗は桐生駅北口近くの旧パン店を使い、改修にはプラットの職人たちも協力。「2階もワークショップのスペース用に改装中」という。

 「制作の現場を客に見てもらい、製品を手にとってもらう。長く使うためのメンテナンスを含め、革製品を通した交流の場にしたい」と茂木さん。「プラットにかかわれたおかげで自然とこういう方向(独立)に向いたのかなと思う」と感謝を込める。

 メンバーの独立開業は、プラットにとっても当初からのねらいである「たくさんの人を巻き込んだ大きなうねりのようなまちづくりに広げる」ために欠かせない一つのステップ。駅前の空き店舗に何年かぶりにともった明かりは、まだまだ小さいが、関係者のまちづくりへの熱い思いとともに、強く強く輝き始めた。

 B─フラットの営業時間は正午〜午後8時(水曜定休)。問い合わせなどは同店(電0277・47・6909)へ。

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