“ママ目線”で商品開発、キッズバレイ、企画部設立へ

 子育てしながら暮らす女性の視点を企業の商品開発や地域活性化に生かす取り組みに、NPO法人キッズバレイ(赤石麻実代表)が着手する。母親らの新しい働き方づくりで先行するポラリス(本社東京都)の協力を得て人材を育成し、同社が日本橋三越本店で8月に予定するワークショップへの参画を経て、NPOで推進中のプロジェクト「ままのWAファクトリー」内に「企画部」を発足させる。

 「ままのWAファクトリー」は子育てや暮らしを楽しみながら地域で働く環境を創出するためのプロジェクト。「企画部」は多様な働き方を実現する一環として、より良いものづくりや集客に悩む企業・団体と協業。子どもを育てながら生活する母親ならではの目線で開発の過程に参画し、地域発の優れた商品やサービス誕生につなげる。

 ポラリスは利益配当を制限し社会貢献に還元する非営利型株式会社として2012年設立。暮らしを価値に変換する「ロコワーキング」を提唱し、子育て中の女性がチームで仕事を請け負う「セタガヤ庶務部」を事業化。その中で大手企業との協業も実現している。

 企画部設立に先立つ第1弾として29日、ポラリスの市川望美代表らを迎え、本町五丁目の「cocotomo(ココトモ)」で初のワークショップを開催。絹成分を活用した新商品を企画中のアート(伊藤久夫社長)と、活性化を模索するお膝元の桐生中央商店街振興組合(茂木理亨理事長)が主婦らのアイデアを求めた。

 三越でのワークショップは現地とcocotomoとをオンラインで結び、同時進行で行う予定。赤石代表は「企画部で成果を出したい。地元企業と一緒に考えていけたら」と語り、協業相手となる事業所などを今後募る。

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