中日・小林投手、巨人戦でマウンドに

 プロ野球の巨人―中日戦が21日、前橋市の敷島球場で開かれた。中日に所属する桐生第一高校出身の小林正人投手(32)と松井雅人捕手(25)のうち、小林投手が終盤の八回に登板を果たした。満員の観客が見守る中、プロ入りして初めて地元群馬で投球を披露した。試合は4―1で巨人が勝った。

松井捕手

試合前に練習する松井捕手

 地元での公式戦に「素直にうれしいし、まして巨人戦。登板機会があればしっかり投げたい」と話した小林投手。出番は八回裏に巡ってきた。

 「投げるとしたら、そこしかないはず」と語っていた巨人の4番・阿部慎之助選手から始まる打順。左打者が3人続き、“左殺し”としてプロの世界を生きる小林投手にとって本領を発揮するかっこうの場面でマウンドを託された。

 この日2打席連続本塁打の阿部選手を変化球中心で攻め、4球目のスライダーをとらえた打球は力なく三塁ライン際に転がった。自ら処理して素早く一塁に送球するも判定はセーフで不運な内野安打に。続く2打者に投げ、松本哲也選手を二ゴロに打ち取って役目を終えた。

 「いつも全力でプレーしているので、きょうも全力プレーをみせたい」と試合前話した松井雅人捕手は残念ながら出場機会はなかったが、精力的に打撃や守備練習をこなした。

 敷島球場は全国高校野球選手権群馬大会の主会場。小林投手は「3年生にとって高校野球ができるのは人生最後。残りの時間は少ないと思いますが、悔いのないよう1分1秒を無駄にせず野球に取り組んでください」と球児たちにエールを送っていた。

小林投手

詰めかけた観客を前に投球する小林投手(敷島球場で)

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