桐生版フードソムリエ始動

 桐生の「食」を親子で学び、小売店や生産者と協力して市民に情報発信する─。そんなプロジェクトが9月から始まる。地元食材の旬や選び方、調理法などを深く知り、生産者・流通販売者・消費者と情報を分かち合い、安全でおいしい料理を楽しみながら、環境負荷の小さな消費行動に結びつけるのが狙い。8月17、18日には「親子でまなぶ 重ね煮 料理教室」を開き、参加者らにプロジェクトの周知を図る予定で、現在、メンバーを募集している。

 プロジェクト名は「親子de学ぶ!桐生版フード・ソムリエ」。NPOキッズバレイJST社会技術研究開発センター「創発的地域づくりによる脱温暖化」プロジェクト、未来創生塾が手を組み、消費者・流通販売者・生産者の関係をつくり直すことで食を通じた低炭素社会の実現を目指すという、ユニークな試みだ。

 大阪市立大学准教授で今回の研究指導者である永田潤子さんは、これまで名古屋を舞台に、女性消費者が主導するかたちで消費行動を変え、流通販売大手・生産者を巻き込みながら「お買い物革命」の社会実験を展開してきた経緯がある。

 今回は未来創生塾やキッズバレイと手を組むことで、次世代の人材育成という視点を組み込み、名古屋での実験ノウハウを桐生市の実情に合わせて組み直す。

 プロジェクトの具体的な内容は3点。「桐生版フード・ソムリエ塾」では、地元で栽培されている旬の食材やその栄養、歴史などを学び、親子で学んだ情報を市民に向けて発信する。

 「教えて!ぼくらの目利き人さん」では、その道の目利きに講師を依頼し、話を聞く。また、「発信!持続可能な地域づくりに向けて」では地域の小売店などと協働し、塾でつくった情報を売り場などで掲示する。

 永田さんたちは6月中に座談会を開き、母親たちの声に耳を傾け、プロジェクト内容を練ってきた。

 プロジェクトの実施期間は9月から来年3月末まで。スタートアップ企画として8月17、18の両日、戸練ミナさんを講師に招き、桐生ガス調理室で「親子でまなぶ 重ね煮 料理教室」を開く。キッズバレイでは現在、参加する親子を募集中。

 参加無料で定員20人(先着順)。17日は午後1時~同3時半、18日は午前10時~午後0時半。

 問い合わせ、申し込みはキッズバレイ(電0277・46・7486)まで。

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