桐生出身の人気絵師・山口晃さん、道後温泉をアートで彩る

 現代の人気絵師、桐生出身の山口晃さん(46)が、「道後アート2016」のメーンアーティストに決まった。日本最古の温泉街とされる松山市の道後温泉内を、山口さんの作品で彩る最先端のアートの祭典で、会期や作品内容は今月中にも山口さんが同地区を訪れて決定することになっている。

 道後温泉本館(国重文)の改築120周年を記念して開催された「道後オンセナート2014」の成功を受け、「道後アート2015」は写真家で映画監督の蜷川実花さんをメーンアーティストに展開。道後温泉の知名度アップと来客増に貢献したという。実行委員会(新山富左衛門委員長)は2016に向け、山口さんを招聘(しょうへい)することにした。

 山口さんは幼少時から桐生で育ち、昭和小─昭和中─桐生高校を卒業して東京芸術大学へ。県立館林美術館での「画業ほぼ総覧─お絵描きから現在まで」に続いて昨年は水戸芸術館現代美術ギャラリー「前に下がる 下を仰ぐ」など大規模な個展を開催。卓越した画力で古今東西を超越融合した独自の世界を描き、軽妙なユーモアに批評精神の裏打ちがある。著書「ヘンな日本美術史」は小林秀雄賞を受賞した。

 「道後アート2015」は4月にオープンしてから温泉本館入り口や各旅館、ホテルの室内、浴衣、エコバッグ、バスの装飾など3段階で作品が増えており、来年度の山口さんの展開が楽しみだ。

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