桐高+桐女、桐南+桐西、公立高再編、県教委に同意

 桐高と桐女、桐南と桐西を統合へ─。少子化にともなう公立高校の再編整備を検討してきた県教育委員会は15日、第3回桐生・みどり地区の公立高校の在り方に関する懇談会を桐生市総合福祉センターで開催し、素案を示した。現在の7校のうち、普通科5校は桐高と桐女を統合して男女共学の新高校を現桐高の校地に、桐南と桐西を統合して現桐西の校地に、2021年度を目途に新高校を開設。大間々は一層の充実・特色化を図るとしている。

 案によると、「高いレベルの進学を目指す普通高校」として桐高と桐女を統合。男女共学で普通科のみ1学年7、8学級とし、桐高理数科やスーパーサイエンスハイスクールの成果、桐女の英語科で培ってきた国際理解教育を全校的に生かす。新学科・コースの設置も検討する。

 「大学進学をはじめ多様な進路を実現できる普通高校」として、桐南と桐西を統合。男女共学普通科で1学年5、6学級。進路別コースの設置やキャリア教育の充実、単位制の導入や新学科の設置についても検討する。

 再編整備計画は16年度の早期に策定・公表し、県教委と対象校職員による新高校開設準備会を設置。教育課程や施設設備、部活動、また校名や校歌、制服などを協議していく。

 大間々は単位制の充実を図るほか、福祉などの資格を取得できる選択科目の充実を検討。専門高校の桐工と桐商は一層の特色化を図るが、22年以降の少子化を踏まえて引き続き在り方を検討することになった。

 公立高校の再編整備に関する懇談会は、地元県議、市長、市議会議長、教育長、商工会・会議所代表、小・中PTA代表、高校同窓会・PTA代表、小・中学校長代表、高校長ら約50人を集めて3年前に第1回を、昨年1月に第2回を開催。教育関係者と学校関係者の分科会を重ねて具体的な在り方を議論してきた。

 今回示された案については、「桐生市とみどり市が合併すれば、西と大間々との統合が考えられた。政治の世界のひずみでみどり市一校の大間々を残すことが前提になった」という声のほかは、おおむね異論が出なかった。校地の問題では、桐生公設市場や陸上競技場の利用などが提案された。また中高一貫校の開設要望も複数あった。

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