敬老祝い金の総額縮小 みどり市

 みどり市は21日までに、敬老祝い金の支給方法を見直す条例改正案を市議会6月定例会に提出する方針を固めた。80歳と90歳になった節目の年は支給額を2倍にする一方、85~89歳の人への毎年の支給額を半分にする。この見直しにより、祝い金の総額が今年度は約240万円、向こう20年間では年平均290万円ほどの縮小になるという。

 同市の敬老祝い金は、満80~84歳の市民に5000円、85~99歳に1万円、100歳以上に3万円をそれぞれ毎年9月に支給しているほか、満100歳の誕生日に20万円を贈っている。今年度当初予算では総額約3500万円を計上している。

 改正案は、高齢化に伴い祝い金が年々増加傾向にある中、財政健全化の観点から支給総額の抑制を図るもの。支給基準日である今年9月1日からの適用をめざしている。

 85~89歳(4月1日現在1284人)への支給を年1万円から5000円に減額し、80代を一律5000円にする。これにより単純計算で計642万円の削減になる。

 その一方で、新たに80歳到達者(同441人)は5000円から1万円、90歳到達者(同178人)は1万円から2万円と、節目の年にそれぞれ倍増する。これによる増額分は85~89歳の削減分で吸収でき、総額も圧縮できる計算だ。

 見直しにより、同市民1人が100歳まで生きた場合に21年間でもらえる祝い金は計39万5000円となり、見直し前から1万円の減となる。市介護高齢課は「節目の年に手厚くし、80代、90代、100歳以上と年代ごとの支給額を同額にすることで、総額を抑えつつ制度を維持させたい」と理解を求めている。

 敬老祝い金をめぐっては、市当局は2014年12月の市議会定例会に、100歳到達者への支給を10万円に半減するなど、今回より削減額の大きい改正案を提出したが、議会の一部の反発を受けて撤回した経緯があり、今回は内容を見直しての再提案となる。

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