地元の3人連続金賞、第67回関東東海花の展覧会

 東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で2日開幕した、花の美しさを競う国内最大の「第67回関東東海花の展覧会」(1都11県と花卉〈かき〉関係6団体主催)の品評会が1日に行われ、みどり市笠懸町の小内敬一さん(67)のアジサイ、桐生市黒保根町の坂本ティアムチャイさん(39)のシクラメン、同市広沢町の櫻井新太郎さん(36)のバラがそれぞれ金賞を受賞した。3人の同時金賞受賞は3年連続。

草津噴火の衝撃

 草津白根山と呼ばれる山域に土地勘がある人なら、「まさか」という言葉しか出てこないはずだ。常時監視・警戒されていた湯釜ではなく、本白根山頂付近の迫力ある旧火口でもなく、その周縁部(鏡池の北側約400メートル付近)が突然、噴火した。山の脇腹から噴き出したようなイメージに近い▼桐生タイムス社が年数回、地元の旅行社やカメラ店と連携して読者をお連れする登山やコマクサ撮影ツアーの目的地であり、個人的にも登山やスキーで愛着のある山だけに、自分自身があの噴火現場にいたとしても何の不思議もなく、背筋が凍った。実際、リフトの優待券を活用して1月中にスキーに行く予定だったのだ▼ここにきて、宮城・山形県境の蔵王や、群馬・長野県境の浅間山でも、火山活動が活発化しているという。2014年9月の木曽御嶽の大噴火も衝撃だったが、名山と呼ばれ登山客に人気のこうした山々の多くが活火山であり、桐生市の最高峰・黒檜山を擁する赤城山も活火山である▼日本列島には、過去1万年以内に噴火したことがある111山域が活火山に指定されている。私たちの暮らしにとって、火山は実はとても身近な存在なのだということを思い知らされる草津の噴火だ。(

桐生市は国保税率軽減、4月から13.7%値下げ

 桐生市は1日、4月の新年度から同市の国民健康保険税率を、1人当たりの平均で現行より13・7%引き下げる方針を決めた。新年度から国保の運営主体が県に移管される制度改革で、税率決定の参考に県が示した「標準料率」が現行より低く抑えられ、市は基金を活用して税率を引き下げたとしても、中長期的に安定した国保運営は可能と判断した。同日の市国保運営協議会で市の諮問に同意したもので、市は同協議会の答申を受けて市議会に関連条例案を提案する。

桐生織塾、街なかのビルへ移転し再稼働

 桐生織塾(新井求美塾長)が梅田の古民家から街なかのビルへ移転し、再稼働しはじめた。今年度に設けられた桐生市新規工房開設補助金の第1号で、毎月第1土曜日には体験教室を開催して、街のにぎわい創出に一役買うことにしている。

事実の観察

 5年前の冬、ある現場で他紙の記者が言った。「ペンを握るこの手が商売道具。けがとかできないんですよ」。新米記者だった私はストーブにかざした両手を黙ってながめていた。あれから取材と経験を重ねたけれど、今もこの手が商売道具になった気がしない▼「解釈よりもまず実物を見ること。目の前にある事実の観察から出発することが大切」。人は想像力豊かだから、ある事象に対して解釈・推論が先行して、それぞれのとらえ方と、それぞれの正しさの感覚で議論しがち。だからこそ「まずは現地観察」という。済んでしまって実物を見られないときは「人の言葉を時間をかけ、丁寧に聞いてごらんなさい」。つい先日聞いた言葉に、改めて記者としての姿勢を学んだ▼語ったのは元高校教諭で植物研究者の佐鳥英雄さんだ。全く違う職業を経験した人から、記者としての基本を習う。それはつまり、人の経験や、それに基づく知恵は多面的で多方向にベクトルを持つことを意味している。回り道に思えることも決して無駄でなく、自分の血肉になるのだ▼結局のところ私の“商売道具”はわからないまま。けれど再確認した「事実の観察の大切さ」。この姿勢はどこまでも持ってゆく。(