4年ぶり大雪、最大積雪量は25センチ

 発達した低気圧の影響で、桐生地方は22日午後から雪が降り続け、桐生市消防本部が観測した同本部内(元宿町)の最大積雪量は25センチ(同日午後10時時点)と2014年2月(45センチ)以来4年ぶりの大雪となった。この影響で車のスリップ事故や転倒でけがをする人が相次ぎ、鉄道に運休や遅れが生じた。

けさ相生一で住宅全焼、焼け跡から遺体、住人か

相生一で住宅全焼

 23日午前7時20分ごろ、桐生市相生町一丁目の無職、江原幸夫さん(70)方から出火したと119番通報があり、木造2階建て住宅約90平方メートルを全焼し、約2時間後に鎮火した。焼け跡から1人の遺体が見つかった。この家で1人で暮らしていた江原さんの兄の無職義和さん(75)と連絡が取れなくなっており、桐生署は遺体は義和さんとみて身元確認を急ぐとともに出火原因を調べている。

雪の感触

 ズシッ。うわ、重い…。あの感触は、4年たった今も両腕と腰にしっかり残っている。2014年2月15日早朝。前夜から降り積もった庭の雪をかこうと、スコップを持ち上げた最初の感触。水分をたっぷり含んだ雪はずっしりと重く、その後の被害を予感させるのに十分な手ごたえがあった▼重い雪は桐生、みどり両市の物置やカーポートも数多く損壊し、特にハウス農家が多いみどり市では市内農家の9割にあたる180戸がハウス倒壊などに見舞われ、28億円超の農業被害を出す記録的な雪害となった▼そして、きのう22日。「東京に4年ぶり大雪警報」のニュースを聞き、あの感触がよみがえった。午後から降り始めた雪は夜半まで降りしきり、けさ庭先で測ったら21センチ積もった。だが雪質は軽く、ビニールハウスを押しつぶすほどではないと思った。実際、桐生地域では4年前のような被害は出ていないようだ▼問題はあすの朝だ。日陰などに残った雪が凍結すると、転倒やスリップ事故が起こる。雪上歩行の基本は前傾・小股で、足の裏全体を体の下に置くようにして歩き、足の裏を滑らせないようにする。車は急発進・急ブレーキをしない。ちょっとした心構えで滑りにくくなるものだ。(

体験や記憶を手繰る

 22日、関東地方は大雪に見舞われた。越後山脈や赤城山、榛名山といった山々を越えて吹き下ろす空っ風の風土に生きる私たちにとって、雪に慣れるのは難しいこと。降るたびに戸惑いや困難と向き合うことになる。

遅配のおわび

大雪の影響による路面の悪化と、配達員の安全確保のため、22日付本紙の配達が一部地域で大幅に遅れたことをおわびします。また、23日付の配達も一部地域で遅れます。ご了承ください。

桐生タイムス社