「認定こども園」新たに9園、桐生・みどり

 桐生、みどり両市の私立幼稚園1園と私立保育園計8園が、4月から「認定こども園」に移行するための準備を進めている。9園とも幼稚園と保育園の両方の機能を備えた「幼保連携型」として県に認可申請中で、保護者が働いているかどうかにかかわらず子どもを受け入れる施設にリニューアルする予定だ。

技術と表現

 取材先で箏曲家の話を聞いた。筝を弾くどころか、触れたことさえない身である。邦楽を耳にする機会はもちろんあるが、楽器に触れるチャンスが過去にどれだけあったのだろう。思い返してもそれほど多くはなさそうだ▼邦楽に限らない。ドラムセットを叩いたこともなければ、トランペットやバイオリンで音を出したこともない。オルガンやギターならば義務教育の授業で習ったか。リコーダー、ハーモニカ、大太鼓、シンバル…。楽器体験は限られている▼そういえば油絵の具で絵を描いたこともない。岩絵の具なんてさらに遠い。美術館で目にするエッチング、リトグラフ、ドライポイントといった技法にも触れたことはないし、試してみようと思ったこともない。名前だけは知っているし、何となく理屈はわかる。考えてみれば、そんなことばかりだ▼体験の機会があることは大事で、先述の箏曲家も教育機関などに働きかけ、若者が楽器に触れる体験を増やそうと努めている。表現したい何かが初めにあるとは限らない。道具に触れることを通じて、表現したいものが生まれてくる。むしろそちらの方が自然か▼体験のチャンスを逃さずつかまえられるよう、柔軟に構えていたい。(け)

桐生と二・二六事件

 喜劇王チャプリンは来日中の1932年、犬養毅首相の息子の健氏の案内で相撲見物に行った。その最中に惨事の知らせを受け、健氏から「たったいま父が暗殺されました」と聞かされる。青年将校決起隊が官邸に乱入した五・一五事件である。

ミツバ、解析棟新設へ、材料開発体制を強化

 ミツバが桐生市広沢町一丁目の研究開発センターに解析棟(仮称)を新設する。製品競争力を高めるため、これまで部署ごとに点在していた設備や人材を集約し、材料の分析評価と新材料の開発体制を強化する。5月初旬の完成を予定している。

下山静香さん、「スペインに恩返し」プロジェクト実現へ

 「生き方を変えてくれたスペイン、本来の自分を開かせてくれたスペインに恩返ししたい」と、桐生出身のピアニスト下山静香さんが実施中のクラウドファンディング(インターネットサイトを通じた等価交換型の資金調達)が、目標額を達成した。呼び掛けていたのは「スペインの魅力を伝えるプロジェクト」。5月のスペインツアーで行うコンサートや現地の美しい風景を収録するCD、DVDの制作費110万円が、20日までに100%集まり、さらに3月5日午後11時58分まで申し込みを受け付けている。下山さんは3月24日、桐生市市民文化会館小ホールでの市民コンサートに出演、生誕150年のグラナドスなどスペインや中南米のロマンティシズムに満ちた音楽を届けてくれる。