バリアフリーに 斎場の待合室

 桐生市は市内広沢町五丁目の市斎場待合室のバリアフリー化に向け、改修工事に着手した。利用者の声を受けてのもので、五つある待合室をすべて洋室に改修し、車いす利用者にも使いやすくする。併せて、照明もLED(発光ダイオード)化。すべての改修工事は12月中旬までには終了する予定。

新方式でワカサギ増加、梅田湖

 桐生市梅田町の梅田湖をワカサギ釣りの人気スポットにしようという両毛漁業協同組合(中島淳志組合長)の取り組みが成果を上げている。昨年、「諏訪湖方式」と呼ばれる新たなふ化方式を県内で初めて導入し、2年目の今年はこの方式で2000万粒の卵を放流。調査の結果、従来は15%程度だったふ化率が90%近くと飛躍的に伸び、魚の数が増えたことが確認できたという。

緩やかな連携

 桐生は人口減少が続き、県内でも少子高齢化が際立ち、有力企業は市外に流出し、それに伴って雇用も減り、元気がないといわれる。残念ながら、それはその通りなのかもしれないが、だからといって悲観的な将来しかないのかというと、決してそんなことはないと、特に最近の30〜40代の人たちの動きを見て思うのである▼学校や就職でいちど地元から出たけれど、再び戻ってきた人、ずっとこの地で生活する人、特に縁がなく移り住んできた人、あるいは今も離れつつも故郷に関心を寄せる人。事情は異なれど、地に足をつけつつ、このまちを活力ある場所にしようと動いている▼彼らの多くは、まず自らの本業をしっかりとさせ、その上で本業とも可能な限りリンクして(決して利益誘導ではなく地域に有益な形で)活性化に取り組み、両立させる「win―win(ウインウイン)」を前提にしている▼さらに特長的なのは、それぞれ別の活動をしていても、共感する部分があれば、そのつど連携し、柔軟に協力し合える点だ。そこに「オレが、私がやった」と了見の狭い自己主張はない。新しい世代の新しいまちづくり活動が、草の根的に広がっている。(悠)

竜巻の猛威、忘れまい

 台風18号に伴ってみどり市と桐生市で16日未明に発生した突風は、強さF1、幅200メートルで長さが5キロに及ぶ竜巻であったと前橋地方気象台が推定した。

コントロール

 「え、なんで?」。台風18号の影響で激しい雨と風に見舞われた16日昼すぎ、いつものように大気中の放射線量の確認のため、文部科学省のホームページ「放射線モニタリング情報」で群馬の線量を調べたときのことだ▼いつもなら0・023マイクロシーベルト前後の前橋が、0・038。0・043前後の桐生は0・065。みどりは0・088だ。他の地点も軒並み0・02程度上がっている。雨の日は多少高くなるのだが、それでも0・005とかそのぐらいの幅。少し考えてみて、「福島か」▼桐生の辺りだと、実は北東の風というのはあまり、ない。このときは南東から大型の台風がやってきていた。空気は台風に向かって流れるから、北東の風となる。その結果ではないかと考えると、自分なりにふに落ちた▼この数値そのものに、安全とか危険とか言えるような知識はないが、それでも数値の急な上昇に不安にはなる。気になって調べてみた福島市の数値は、増減はわからないが、高いところで0・6を超える場所もある。「コントロールできている」とか世界に宣言した人がいたようだが、こんな状況すらもコントロールされているという▼放射性物質の放散は、いまも続いているのだ。(篤)