備え

 4日午前、仕事前の準備をしていたら地震が起きた。市役所本館2階にいたのだが、震度3でもけっこうな揺れを感じた▼ここ連日、日本のどこかで自然災害が発生している状況だ。埼玉県越谷市や千葉県野田市で竜巻が発生し、大きな被害が出たと思ったら、栃木県の矢板市や鹿沼市でも竜巻が発生した▼今夏、大雨による被害も続出。島根県、山口県、秋田県、岩手県での被害には日本赤十字社が現在、義援金を募っている▼桐生市は昨年9月、市民の防災意識を一層高めてもらうことを狙いに「我が家の防災チェックシート〜今すぐできます!地震災害への備え」を配布した▼防災シートでは地震発生時の行動、連絡場所や避難場所の確認、家族それぞれの役割など家族間の話し合いを奨励しているほか、「備え」として屋内や屋外、非常用持ち出し品、非常用備蓄品、乳幼児や妊婦などについて事前対策が必要な項目を設定しており、チェックできるようになっている▼各地で自然災害が多発している現在、どこかにしまい忘れてしまった人もいるとは思うが、シートは市のホームページにも掲載してあるので、もう一度シートで「災害に対する備え」を確認しておく必要がある。(ほ)

「あまちゃん効果」だ 琥珀磨き売り切れ間近

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台・岩手県久慈市名産の琥珀(こはく)が、みどり市笠懸町の同市岩宿博物館(小菅将夫館長)で売られているのをご存じだろうか。劇中で人気の琥珀掘り=勉(べん)さん=でおなじみの琥珀原石を磨く体験セット。ひと月で数個売れるかどうかの地味な商品が、あまちゃん効果で7、8月で19個売れ、残り10個余りと売り切れ間近になっている。

あすからまちなか展覧市、19店舗で31人・団体が参加

 ファッションタウン(FT)桐生推進協議会(柿沼洋一会長)による「一店一作家(一工場)プロジェクト」の「まちなか展覧市2013秋」が5日、桐生市の中心商店街の19店舗で始まる。10日まで。

「阿賀」ふたたび

 映画「阿賀に生きる」を見た。福島、新潟を流れる阿賀野川の流域で暮らす人びとの姿を、監督の佐藤真さんをはじめ7人のスタッフが3年の歳月をかけて撮影し、編集した記録映画▼1989年クランクイン、完成は92年。記者が大学生だったころ東京・六本木の映画館に足を運び、ロードショーを見た。その映像体験が忘れられず、もう一度映画館でと願っていた。20年をへてチャンスが訪れた喜びを、上映後かみしめた▼それにしても映画の、何とふくよかでたくましいことか。農家で元川漁師の長谷川さん、船大工の遠藤さん、餅つき職人の加藤さん。土地に根ざした暮らしの中で、彼らが知恵を発揮し、生き生きと動き回る姿を、カメラは文字通り活写する。土手に座り、長谷川さんが鉤流し漁でサケをとるシーンなど神々しくさえある▼時の流れにさらされ、消費されぬものだけが残った。20年前もそんな印象を抱いたが、さらに濃さを増したか。登場人物の多くはすでに他界し、監督の佐藤さんも2007年の9月4日に急逝した▼人は映画の中で一回限りの生しか生きられぬと、これは佐藤監督の言葉だが、映画を見るという行為もまた、かけがえのない体験となりうる。(け)

がん治療薬開発に道、群大理工学院桑原准教授ら

生命分子創製化学研究室

がんや糖尿病などの疾患の原因物質に結合し、その働きを阻害する治療薬の開発につながる架橋型核酸アプタマーの作製法を、群馬大学理工学研究院の桑原正靖准教授(41)のグループが世界で初めて確立した。NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成を得て2008年から大阪大学と共同研究を行ってきたもので、桑原准教授独自のSELEX法(試験管内選択法)を生かし、体内で分解しにくく、特定物質への結合活性の高い核酸分子の作製に成功した。