おすすめは

 桐生の秋の新名物になった。というのは言い過ぎだろうか。桐生ファッションウイーク。今年で18回。それぞれのイベントを継続してきたパワフルな人たちや調整役を担っている人、支援する事業所などで運営され、発展してきた▼楽しみ方はいろいろあろうが、食わず嫌いの人や市外の人には、この連休中に開かれる「クラシックカーフェスティバル」と「一店一作家運動特別展覧市」がおすすめ。前者は天神町一丁目の群大理工学部キャンパス、後者は本町二丁目の有鄰館が主会場▼ふだん大学内を歩く機会が少ない人なら、学内をぶらつくのはお金を出しても買えないほど有意義な時間をもたらしてくれる(はず)。同窓記念会館も一見の価値あり。有鄰館では、もはやブランド品とも言える松井ニットのマフラーなどを買いつつ、好き勝手にいろんなものを作って(売って)いる自由人たちとの会話も楽しめる(はず)。桐生土産には困らないだろう▼で、できれば自転車とかタクシーとかバスを利用してほしい。そのほうが「まち」がよく見えるから。マイカーではわからない歩道のデコボコや、吹いてる風や、においや、音が体感できるはずだから。(な)

みどり市長選は無風状態、選挙まで半年

 任期満了に伴うみどり市長選が来年4月に行われる。現時点では、現職の石原条氏(49)=大間々町=が3期目をめざして立候補することが確実で、それ以外に目立った動きはなく、同市長選では初の無投票となりそうな情勢だ。一方、公選法の規定により、市長選に伴って同市議会(定数20、欠員2)の補欠選挙も同時に行われ、現時点で新人2氏が立候補をうかがっている。ほかに立候補者が出なければ、市議補選も無投票となる。

グランプリに再挑戦 群馬代表で地元CMコンペに

 全国各地の郷土の魅力をCMにして競い合い、3月に開かれる沖縄国際映画祭で日本一を決める地元CMコンペ「JIMOT CM COMPETITION」。その群馬代表に、桐生市などを拠点に活動する若手グループの提案が2年連続で選ばれた。昨年制作は都道府県対抗で上位5点に選ばれたが、頂点にはあと一歩届かず。メンバーは「今年こそグランプリを取りたい」と意気込んでいる。

聖地での再戦

 桐生と足利で関東一を争う。県が別だとはいえ、お隣どうしの両市。やけにローカルな頂上決戦。なんだか不思議な感覚だ▼来春のセンバツ甲子園出場を占う高校野球の秋季関東大会。横浜や習志野など並み居る強豪を押しのけ、桐生第一と白鷗大足利が決勝で対戦した。両校ともに来春の甲子園出場はほぼ確実。久しぶりの球春到来が今から待ち遠しい▼「両毛決戦は桐一に軍配」「甲子園でまた会おう」。決勝で桐一が勝っていたら、そんな見出しが1面を飾るはずだった。幻と消えた紙面を語るのはおきて破りだが、球児たちの奮闘に免じてお許しいただきたい▼甲子園にまつわる桐生と足利の因縁を調べてみる。1県1代表になる前の1972年夏には、甲子園出場をかけた北関東大会準決勝で桐高と足利工が対戦。6点差を逆転して桐高を破った足利工が甲子園切符をつかんでいる▼甲子園出場は桐生勢が45回(春17、夏28)、足利勢が9回(夏のみ)で、このうちアベック出場は2回だけ。63年夏は桐高と足利工、2008年夏は桐生第一と白鷗大足利が出場した。甲子園での対戦はまだない。関東大会から全国大会へ。聖地での再戦が見たい。(針)

気概を受け止める社会

 ことしの夏の「山口・島根豪雨」はまだ記憶に新しい。水害で甚大な被害を受けて、苦境に立たされた萩市の小さな酒造場が、全国からかけつけてきた同士の復旧作業に励まされて再スタートを誓い、後に「生き残ってくれた酒たち」という物語が生まれたと聞いていた。その日本酒「東洋美人」と先日、桐生市内で出合ったのである。