みどり市職員給与カットへ 7月から来年3月まで

 政府が東日本大震災の復興財源として地方公務員の給与引き下げを求めている中、みどり市の石原条市長は23日、市議会6月定例会に職員給与引き下げの条例案を提案する考えを明らかにした。桐生市は、県内12市でつくる県市長会(会長・清水聖義太田市長)で足並みをそろえる動きがあることも踏まえ、「現段階では実施の可否を検討中」としている。

1万の重み

 「香取さんならきょうはまだ登ってないよ」「香取さんはもう下ったよ」―。吾妻山に登っている人なら、誰に話しかけてもだいたい知っている。本人は決して目立ちたがりではないのだが、登場する数があまりに多いのと、誰にでも気さくな笑顔をふりまくから、いつしか有名人になってしまった▼そんな香取逸夫さん(76)がきのう午前7時すぎ、吾妻山に「1万回目」の登頂を果たした。どこからともなくそれを聞きつけた愛好家仲間数人も一緒に登り、用意のいい佐藤功さんがノンアルコールビールを持参して、山頂はちょっとした祝賀会場となった▼足かけ30年間、ここ数年は1日2回、年間400回以上のペースで登り、積み重ねてきた数字。本人は「たいしたことじゃないんですよ」と繰り返すけれど、一つのことを地道に続けることの偉大さはすごいとしか言いようがない▼「そりゃ、剱岳や槍ケ岳にも行ってみたかったけれど、店がありましたからね…」。本当は北アルプスの名峰にも挑みたかったが、73歳まで経営した眼鏡店を休むわけにはいかなかったと本音も漏らす。だが、吾妻山登頂記録の最高峰を打ち立てたその偉業は、百名山制覇よりも立派だと、個人的には思う。(成)

カッコソウ切手発売、鳴神登山口に臨時販売所も

 桐生川内郵便局は23日午前、カッコソウが図柄となった切手「自然との共生シリーズ(第3集)」(1シート10枚、図柄5種類)の発売開始に合わせて、桐生市川内町五丁目駒形、カッコソウの群生地がある鳴神山の登山口に臨時出張所を設けて、登山客らに切手販売を行うとともに「日本の宝カッコソウを守りましょう」と保全のための啓発活動も行った。

古都で思い出づくり 修学旅行シーズン

 春の修学旅行シーズン。桐生市・みどり市立の小・中学校の最高学年が次々と出かけている。小学生は鎌倉方面に1泊2日、中学生は京都方面に2泊3日と日本の古都が中心だが、大間々東中のみ伊豆半島での漁村体験とユニークだ。今月14、15日の桜木小を皮切りに西小、天沼小、笠懸小が実施済みで、23日には川内小の6年生が全員元気に出発した。秋に出かける学校もあり、特別支援学校中学部は今年11月に1~3年が東京ディズニーシーで思い出づくりをする。

女性がいてこそ

 「母とか姉とか家族に、この勲章を見せられなかったのは心残りですが…」。カナダ最大の商業都市トロントで旅行会社などを起こして成功した桐生市出身の松本眞一郎さん(71)。さきごろ東京で開かれた叙勲祝賀会のあいさつの冒頭、そう語った▼姉・芳枝さんは群馬交響楽団の首席指揮者をつとめた沼尻竜典さんの母。6年前、母の待つ天国に旅立ったという。「芳枝さんは、桐生をPRする市の観光大使も務めるほどふるさとを愛していたわ」。二人をよく知る桐生在住の経営者はそう話してくれた▼眞一郎さんは「勲章は、家内の瀬戸山久子がもらったようなもの」とも語った。デザイナーでもある久子さんと二人で事業を拡大し、現地の日系社会の発展にも貢献。日本のトロント総領事館の改築時には、自宅を総領事館として貸したという話も披露され、出席した複数の元総領事らは「ちゃこさんがいたからでしょうね」と久子さんを愛称で呼びながら、異口同音に“2人の功績”をたたえた▼久子さんは、自宅の引っ越し中に小さな着物を発見したことを話した。「眞一郎、六カ月と書かれていました。お母さまの愛情を感じました」。当たり前だが、女性がいてこそ、男は輝く。(な)