Tag Archives: 富岡製糸場

灯台下暗し

 「有鄰館の建物の魅力にひかれて」。5月に初めての展示会を開いたインテリアショップ「STYLE」の 外山哲也さんは、店舗のない桐生市の施設を会場に選んだ理由をそう語った▼文化関係の行事を長く担当していると、特に桐生市外の利用者からよく聞く声である。長い時間をかけて醸造された有鄰館の空気は他の施設にない魅力のようだ▼純粋に展示施設として見れば煉瓦蔵にしか空調設備はないし、土やレンガの壁面も展示に適しているとはいえまい。ライトの取り付けはひと苦労だし、舞台は一からつくらなくてはならない。有鄰館が日常の風景にある市民には不便さの方が目につくが、その裏にある自由さが外の人をひきつける▼来年の世界遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」についてイコモスの調査がもうすぐ始まる。群馬県民として応援したいが、あの鎌倉が不登録の勧告を受けた調査。そこまでの価値を認められるのだろうか▼この仕事をしていながら申し訳ないが、富岡製糸場は外からしか見たことがないし、ほかは訪れてもいない。そんな県民に心配されても困るだろう。いろいろ考える前にその価値を知るため、まずは訪ねてみないとな。(野)

来年「織都1300年祭」 織物組合が開催計画

 桐生織物協同組合(後藤隆造理事長)は織物産地として公式に記録が残る714年から数えて2014年でちょうど1300年を迎えるのに合わせ、「織都1300年祭」を来年開催する計画だ。今年度中から準備を始め、具体的な内容などの詳細を詰める。