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「地震防災活動マニュアル」を作成、来月には訓練も予定

 東日本大震災から2年半。桐生市立特別支援学校(桐生市菱町二丁目、小山敬司校長)は、独自の「地震防災活動マニュアル」を作成して全校教職員や保護者と共有、もしもの事態に備える。校舎は障害児・者とその家族の「福祉避難所」となり、子どもたち個々に必要なものをまとめた「防災グッズ」の備蓄も2学期初めに完了。10月にはマニュアルに沿った防災訓練を予定している

“復興五輪”思い託す 一時帰郷中の桐生避難者ら

 東日本大震災からの復興を掲げて開催が決まった2020年の東京夏季五輪。そのニュースを特別な思いで見つめる人がいる。もうすぐ震災から2年半。東京招致が決まった8日、原発事故の影響で桐生市近隣に避難する人たちは、旧友と再会するために福島県いわき市にいた。原発の放射能汚染水漏れに揺れる小名浜港。桐生市に避難する同港の漁業関係者は「複雑な思いはあるが、対策に本腰が入るのではとの期待もある」と語る。

震災がれき 受け入れを終了、復興願い最終便焼却

 桐生市が、東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理で受け入れていた岩手県宮古地区の災害廃棄物最終便が5日、新里町の市清掃センターに到着。焼却炉に7・99トンが投入され、約10カ月間にわたった受け入れがすべて終了した。

災害廃棄物受け入れ 8月5日で終了

 桐生市は17日、東日本大震災で発生した災害廃棄物の広域処理で、岩手県宮古地区からの受け入れが8月5日で終了すると発表した。最終的な受け入れ量は5100トン程度になる見込み。

被災地の力

 宮城県南三陸町歌津地区で展開されてきた折り鶴プロジェクトが終了した。東日本大震災から1年の節目に始まった取り組みで、桐生地区の児童生徒や市民有志も数多く参加した。そんな経緯を改めて確認しつつ、折り鶴のお焚き上げに立ち会いプロジェクトの最後を見届けた▼主催した歌津応援倶楽部代表の市川大さん(32)は東京都出身。歌津住民ではなく、大震災直後のボランティアをきっかけに、以来週末を中心に足を運び、住民の意に沿う支援を続けている。「鶴を折り、運んでもらえれば、このまちにかかわる人が増えると思った。プロジェクトは終わるが、被災地に目を向けてもらうための別の手段を考えたい」と話す▼現地で顔を合わせた阿部文洋さん(30)とは、震災後の4月、話をかわした。「ワカメを入れる容器で風呂に入りましたね」と声をかけると、口元が少しほころんだ。阿部さんはいま、地元の若者たちとともに一般社団法人「南三陸町復興推進ネットワーク」の設立、運営にかかわっている。人と人とを結ぶための組織で、活動は幅広いという▼震災後、過疎の問題がいっぺんに噴出したといわれる被災地だが、新しい力も生まれている。注目したい。(け)