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折り鶴 天へ 15万羽、復興・鎮魂の祈り乗せ

炎に包まれる折り鶴

宮城県南三陸町の市民団体「歌津応援倶楽部」(市川大代表)が全国の有志に呼びかけ展開してきた「折り鶴プロジェクト」が、6月1日をもって終了した。当日、同町歌津地区では折り鶴のお焚(た)き上げが行われ、地区住民をはじめ桐生など各地から集まった協力者が、大役を終えた延べ15万羽もの鶴をねぎらい、燃え盛る炎に手を合わせ、感謝と復興と鎮魂の祈りをささげた。

それぞれの「LIFE」 桐高山紫祭にぎわう

桐高山紫祭

 「人間『LIFE』」をテーマに掲げた県立桐生高校(中澤治校長)の文化祭山紫祭」が1日、同校で行われている。前日は仮装行列が街に繰り出してPR、迎えた本番では校内いっぱいに各クラスや文化部の企画展示があふれ、子どもからお年寄りまで多くの来場者が笑顔で教室を回っていた。

いつか本場で

 ほら貝の音色が好きだ。遠くまで響き渡る重低音。何かが始まる期待感がいい▼山形県庄内地方で駆け出し記者をしていたころ、羽黒山の山伏とともに、ほら貝は身近な存在だった。毎年師走が近づくと、山伏がほら貝を吹きながら、庄内中の家々を回って寄付を募る▼ほら貝の音色を合図に玄関を開けると、山伏装束に高下駄を履いた山伏がいる。非日常的な光景に最初は面食らったが、子どものころ学校で見たお気に入りの演劇が山伏の物語だったのを思い出す。その登場人物になったようで待ち遠しかった▼久しぶりにほら貝の音色を聞いたのは2年前。東日本大震災で桐生市に避難した人たちの中に、福島県南相馬市の伝統行事「相馬野馬追」のほら貝奏者がいた。迫力ある音色を聞かせてもらうたびに、合戦場を駆ける騎馬武者たちが脳裏に浮かんだ▼先週末には、みどり市大間々町浅原の寺院で、山伏の吹くほら貝の音色を耳にした。奈良県吉野山の霊場から訪れた修験者の護摩焚きと火渡り修行。山々に響き渡る音色が厳かな気持ちを呼び起こす▼羽黒山や吉野山の霊場、相馬野馬追の合戦場…。本場で響き渡るほら貝の音色を、いつか聞いてみたいと思っている。(針)